いつもありがとうございます。塾長です。
大学入試では今週、私学の雄である早稲田大学の入試が学部別に行われています。
特に早稲田大学が本命の受験生にとっては、いくら必死に勉強してきたとは言え、不安と緊張を拭い去れない人も多いでしょう。
早稲田大学と言えば、創設者は、総理大臣も務めた大隈重信ですが、この偉大なる人物の名言に多く登場する言葉は「失敗」です。
今、受験で失敗しないかと悩んでいるキミへ、大隈重信の名言を引用して話します。
”個人としては、幾多の失敗を重ねたが、しかし恐縮はせぬ。失敗はわが師なり。失敗は我が大なる進歩の一部なり。”
という名言があります。
早稲田の受験までに、あまり他の入試がうまくいっていない人も、そのことを失敗と考えてはいけません。
それを自分の大きな進歩と考えれば、本命の入試に向かい、さらに自分がパワーアップしたことになります。
実際に、他大学の入試で解けなかった問題は、既に解き直したり、正答を確認している人が多いでしょう。
その分、力はついています。
問題の形式が違うとか、そういうことは関係なく、失敗を次に生かすための自分の糧としている行動が、積み重なって差がつくのです。
さらに大隈重信の名言で、苦しむ受験生に知ってほしいものがあります。
”道が窮まったかのようで、他に道があるのは世の常である。時のある限り、人のある限り、道が窮まるという理由はない。”
どうにもならなくなり、途方にくれるような絶望の中でも、実際にどうにもならないということはないと。
生きている限り、何かしらの道があるから、がんばれよというように解釈できますが、まさにこれは、受験勉強で行き詰っている人、入試がなかなかうまくいかない人の心に置いてあげたい言葉です。
この言葉はまた、「道は一本ではない。色々な道(生き方や進路と考えてもよい)があるのだから、今の自分(ありのままの自分)を受け入れ、進んでいけば、それがいつの間にか自分オリジナルの道」になる。とも解釈できます。
受験生だけでなく、就職活動で悩む学生、職場で辛い思いをしている人々にも、この言葉から少しでも救いの光が見えればと思います。