高2の塾生とその保護者様に行った総合の授業(個別指導)の感想を、実際に授業を受けた保護者様から頂きました。
質問形式で答えて頂いたのですが、私の狙い通りに保護者様・塾生が変わったこともあれば、逆に私が、小学生の子どもを持つ親として参考になるお話もありました。
参考までに、授業の課題は、『自分が全く知らないことを調べて、1週間後にプレゼンする。一番相手に内容が伝わった人が勝ち』というものです。
担当した内容
塾生:塾長がよく知っている『冬のソナタ(韓流ドラマ)』について
その母親:塾生がよく知っている『東京リベンジャーズ(漫画)』について
塾長:母親がよく知っている『電気圧力鍋』について
結果は、以前の教室ブログをご参照ください。
質問1.塾長から、「お母さまにも課題を出す」と言われた時どう思いましたか
回答1.息子が頑張るのを応援だけするよりは、一緒になって学びは楽しいと感じることは大事だと思いました。
塾長より: やはり何事も、「自分がやってみてこそ評価できる。誰かに伝えることができる」と私は常日頃から考えています。ですから私も同じ課題に取り組んだわけです。
英語や数学の勉強と違い、高校生や塾長と闘っても十分に勝てる勝負になるので、題材を選べばどの親子でもできるでしょう。
当然ですが私も課題に挑戦します。偉そうに課題を出すだけだと、私の本気が伝わらないですからね。さらに言うと、本気で1位を取りに行きますから、常に負けませんよ。
質問2.実際に出された課題にお母さまが取り組む際、頑張ったこと
回答2.内容が息子の興味のある漫画だったのですが、漫画を読み慣れていなくて読むのにすごく時間がかかり、理解するのにすごく時間がかかりました。
塾長より: 漫画を読みなれていない人にとっては、漫画を読むことが大変なのですね。
また、内容が高校生のタイムリープ+暴走族ものなので、その世界を知らない、世代でない人には理解しにくいかもしれません。
それでも、プレゼンしなければならないので必死に読んで下さったようです。ちなみに東京リベンジャーズはこの時点で単行本20巻出ていました。
質問3.息子さんがこの課題に取り組んでいる姿を見て、授業前と何がどう違ったと、親の目から見て思いましたか
回答3.興味のないことも一生懸命調べることで、苦手意識がなくなり、説明するために本人なりに努力をしてプレゼンの準備をしていました。
塾長に言われなかったら親と塾長にプレゼンをするなんて考えられなかったことですが、今後の入試や就職活動でも自分を売り込むプレゼンの準備ができるのはすごくいいことだと思いました。
塾長より: 何でも一生懸命取り組めば、それなりに得られるものは大きいです。英語でも日本史でもそれは同じですね。
ただ、子どもたちは学校で習っていることについてはアレルギーのように苦手意識があるので、まったく違うものを題材にしてみるのもよいかと思いました。
質問4.自分がプレゼンしたことで、勉強になったことはどんなことですか
回答4.時間を気にして話したことがあまりなかったので、完全に準備不足でした。漫画を読むのには全力でしたが、そのあと人に話すと言うのはすごく難しかったです(こっちの方が大事なのに) 。
保護者を含めて同じような講義を行うのであれば、初めに自分の興味分野で導入としてプレゼ ンをしてからならもう少しできたかも、と思いました。
塾長より: そうですね。プレゼンをしたことがない人にとっては、いきなり知らない内容を扱うのは大変だったかもしれません。
しかし、総合型選抜や仕事においては、自分の知らないことを集めてプレゼンする機会が多いです。その辛さを保護者さんにも味わって頂きたかったので(笑)
次からは、1回目では自分の得意なこと、2回目で自分の知らないことのプレゼンにしようと思います。