この言葉、本当のことですが、信じられますか。
そもそも総合型選抜って何?という高校生・保護者も多いと思います。
私が最も得意としている入試だから贔屓するわけではありませんが、私自身、育てた学生たちをみて、タイトルのことを実感しています。
東北大学では、総合型選抜(旧AO入試)で入学した学生と、そうでない学生の、卒業時の成績データを調査、研究しています。
そのデータを見ると、2012年卒から2年ごとの調査で、2020年卒まで全て、一般入試組のGPA(成績評価平均値)よりも、AO入試組のGPAのほうが高いという結果が出ています。
それについて、東北大学副学長の滝澤弘胤先生は「一般入試の高校生は、入試合格をゴールと考えているのに対し、AO(総合型)入試組の生徒は、大学入学をスタートとして考えるから」と話しています。
私自身の生徒たちも同じ考えで、AO(総合型選抜)の出願を通して、学力以外の“社会人として必要な能力”を成長させていくのを毎年、何人も目の当たりにしています。
そもそも総合型選抜は、将来のビジョンを描き、そのために必要な4年間の学びはどこが最適かを調査し、比較検討して願書を提出しているのですから、入学後の意欲が高く、成績も高くなるのは妥当だと思います。
先日、横浜で行われた講演会に、教え子の学生2人とともに登壇し、学生たちが高校生だった頃から、現在の様子までを赤裸々に語ってもらいました。
その結果頂いた感想で、「こんなに生徒が変わる、成長するのは凄いですね」とお褒めの言葉を頂戴しました。
明らかに意欲が高く社会人としての能力も高そうな話をしてくれた2人が、高校生の時は信じられないほどの低い成績で、学校の先生からもいつも叱られている存在だったとは、誰も想像できないでしょう。
私が指導している生徒たちは、将来を考え、大学を比較検討し、書類や課題を準備し、面接やプレゼンテーションに臨みます。
その結果、どこの大学に入ったかという表面上のことよりも、入った大学で意欲的に4年間を過ごし、さらに成長するというわけです。
そのような成長をしたい方は、ぜひ総合型選抜という入試に挑戦してみましょう。
今回の東北大学のデータ及び副学長のお話は、AERA 7月11日号 朝日新聞出版 より引用させて頂きました。
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総合型職人 鯛功