塾長挨拶
大学入試の現状
文部科学省による大学定員超過率厳格化により、ここ数年、大学の一般入試レベルが急激に上昇しています。それに応じて浪人生も増え、その余波で翌年の入試がさらに競争激化するというスパイラルに陥っています。
例えば、『MARCHレベルのA大学を第一志望にして不合格となったけれど、日東駒専レベルのB大学には受かった。しかしどうしてもA大学に行きたいので浪人して必死に勉強したけれど、翌年は競争率が上昇したため、A大学はおろか、前年滑り止めで受かっていたB大学も不合格になってしまった。これより下のレベルの大学には行きたくないから2浪したけれど、もっと競争が激化して結局、さらに下のレベルの大学に行くことになった』
このような例が増え、浪人生もさらに増えたため、2020年の大学入試変更時には、「問題の傾向が変わるから浪人はしたくない」という人たちが、どのような選択をするのか、その時に現役生はどう対処すればよいのか、しっかりと考えながら高校生活を送らなければなりません。
今どきの高校生たち
そのような中で多くの高校生を指導してきて思うことは、自分で勉強する人ほど学力が伸びるということです。しかしそういう人ばかりではありません。部活動に専念する人、アルバイトをしている人、何もしないでスマホをずっといじっている人など、今の君と同じような高校生はたくさんいます。
学びエイドに出演している、日本の予備校トップ講師も「どんなに良い講義をしたところで、講義以外の時間に勉強しなければ、その生徒の学力は伸びない」と話しています。
生徒個人に合わせてサポート
そこで当校では一人一人に寄り添う形で、その生徒の学力だけでなく、高校生としての生活習慣や性格なども考慮し、具体的な目標を設定、それに合わせて様々なパターンの学習アドバイスを行います。
カリキュラムによる学習管理のみの人、必要に応じて予備校講師の映像授業で確認する人、個別に授業を受け理解を深める人など、受講する科目も違えば志望校へのアプローチも違ってきます。
目的別に対応
定期テスト対策では、各学校の内容に合わせた指導を行い、評定が上がるようにします。
大学入試対策では、一般(国公立・私立)、指定校推薦、公募推薦、AOなど、受験する入試の形式が違えば、学習内容も異なりますが、その全てに対応しています。
例えば指定校推薦であれば、高1から学校の授業内容を確実に理解し評定を上げ、AO入試であれば、主要教科以外の課題を訓練して頂きます。
また専門学校や就職する予定だから勉強しなくてよいわけではありません。当校では就職や専門学校進学希望者も、学校の内容理解や将来のために通っています。
一人ひとりの高校生がそれぞれ違う将来を考え、それに対して最高のサポートができるような体制でお待ちしています。
意欲と志
しかし、私たちがどのようなカリキュラムやサポートを提供しようとも、生徒本人に『将来に向けての意欲』が無ければどうにもなりません。
そこで当校は、高校生たちに、将来どのような人間になりたいのか、そのために高校卒業後どうしたらよいのか、今どうしたらよいのかということを問いかけながら、各生徒の将来のビジョンを明確にしていくお手伝いをしています。
大切なことは現在の学力ではありません。『どのように生きたいか・何をしたいか』という志と、それに対して必死に努力しようとする姿勢です。
それさえあれば、当校の卒業生のように、どんな逆境からでも超逆転合格できると信じています。

塾長 鈴木鯛功