2026年度 総合型選抜
桜美林大学芸術文化学群 合格
Lさんの保護者様
鯛功先生、松本先生、上野先生、息子が大変お世話になりましてありがとうございました。
鯛功先生との出会いがなければ、桜美林大学の合格はなかったと思います。
僭越ではありますが、鯛功先生の特長を挙げるとすれば、懐の深さ、鋭い観察眼と分析力、人脈の豊かさなのではないかと思っております。
そもそも大学へ進学することさえ現実的ではないと思っていた息子が、夢を追って桜美林大学へ進学したいと言い出したのが高2でした。
評定が低く、通っている高校が総合型受験を勧めていることもあり、総合型選抜で挑戦してみようということになりました。
しかし息子は、極度の口下手のため自分の気持ちを言葉にすることが苦手で、文章を書いてもダラダラと言葉を書き連ねて結局何が言いたいのかわからない。
さらに極端に人見知りで、総合型選抜には向かないようにも思えました。
ですが親としては、受験の結果がどうなろうとも、この総合型選抜挑戦は息子が成長するチャンスになるのではないかと考えました。そこで、自宅のある市内で塾を経営しておられ、YouTubeの動画でお見かけする鯛功先生のそのお人柄に賭けてみようと考えたのが始まりでした。
高2の12月に先生の塾に伺って、鯛功先生と息子と母親である私の三者で面談をしていただきました。その時に、あろうことか息子は鯛功先生のお話の途中で居眠りを始め、恐縮する私達に先生は「自分の話がつまらないからだ。息子が興味を持つように話せない自分が悪い。」と仰せになりました。
その謙虚さ、懐の深さに驚くと同時に私の見る目は確かだったと安堵し、鯛功先生に息子をお任せしようと肚が決まりました。
高2の1月からオンラインで鯛功先生のご指導を受け始め、出願書類を準備し始める7月までは月1回の個別指導をしていただきました。
息子の場合は、必ず親も授業を一緒に受けるように要請され、毎回親子でオンライン授業を受けました。その頃の授業では「大学が欲している人間になること」を目標に3本の柱で指導していただいたように感じています。
一つは自己分析や大学研究を通してミスマッチを防ぎ自分に最適な志望校を見つけること、もう一つは自分が大学で学びたいことを入試で十分アピールできるように深く探究していくこと、さらに課題図書を読んで内容についてプレゼンするという課題もありました。
高3の4月からの2~3か月は、個別指導に加えてオンラインでの集団授業も受講しました。
そこでは、鯛功先生の長年にわたる総合型選抜指導から得た知見や合格への道筋を、総合型選抜とは何ぞやに始まり、オープンキャンパス参加の心得や、自ら行動することの重要性なども含めてお話しいただきました。また過去の生徒さん達が毎回ゲストとして参加し、ご自身の経験談をお話しくださいました。
高3の7月からは、志望校に提出する志望理由書や小論文などの提出書類作成の個別授業が、週1回ペースで始まりました。
授業では、息子が書いた提出書類の内容についてその場で添削指導を受けるのですが、これがただの添削指導ではありませんでした。
なぜそのような内容や書き方ではまずいのかということを具体的に説明しながら、単なる書類の修正にとどまらず、息子本人の考え方にまで働きかけるといった内容でした。
ここで鯛功先生の鋭い観察眼と分析力が発揮され、志望大学が欲している学生像に対して息子自身がどの程度コミットできているか、またどの部分が足りていないか、そして息子がどの程度のポテンシャルを秘めているのか、などをふまえて授業をしてくださっているように感じました。
そして提出書類が完成して出願が終わった9月から、2次審査が行われる10月中旬までは、面接練習をしていただきました。鯛功先生の面接指導は、志望理由などの定番の質問から、志望大学のアドミッションポリシーに基づいた特徴的な質問まで幅広い内容の質問を投げかけ、さらにそこから深く突っ込んだ質問を重ねていき、息子の思考の浅さをあぶり出す手法でした。
答えられない質問があれば次回の授業までに調べて答えられるようにすることを繰り返すうちに、息子本人が自ら考えを深めていくようになっていくという狙いがあったように感じます。
また息子の場合は、鯛功先生から松本先生をご紹介いただき、松本先生に国語や話し方も教えていただきました。
最初は総合型選抜で合格するのは難しいかもしれないという思いから、一般受験のために国語もやっておきたいという考えでしたが、息子にとっては、松本先生の話し方やスピーチの授業がとても楽しく充実していたようでした。
松本先生の授業は、合格した後もしばらくは続けて受講したいという息子の希望があり、今後も引き続き受講させていただくことになっています。
また、英検2次試験になかなか合格できなかった時には、鯛功先生から上野先生をご紹介いただいて、3回ほど集中授業を受けさせていただきました。
上野先生はお忙しい中、休日にもかかわらず塾に出向いて授業をしてくださり、息子はたった3回の授業を受けただけであっさりと2次試験に合格してしまいました。松本先生と上野先生との出会いは、鯛功先生の幅広い人脈のおかげです。
息子は総合型選抜第1期では面接でやらかしてしまい不合格になってしまいましたが、第2期で無事に合格することができました。
不可能にも思えた桜美林大学に合格できたことも嬉しいのですが、この1年間で息子が別人のように成長したことが何よりも大きな収穫であり、鯛功先生にお任せして本当に良かったと思っております。
鯛功先生のご指導には一貫して、自分で考え自ら行動できる人間になりなさいというお考えが根底にあったような気がいたします。
言葉にするとごく当たり前のことですが、それを社会経験の乏しい、幼さの残る高校生に実行させるのは大変難しいことであり、それこそが鯛功先生が「総合型職人」たる所以なのではないかと、この1年を振り返って思っております。
最後になりましたが、総合型選抜に向いていない上に、面談してくださっている鯛功先生の目の前で居眠りをするような息子をお引き受けくださいまして、本当にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。
たいこうより
この度はご子息の合格おめでとうございます。
忘れていましたが、初回面談の時に息子さんは居眠りしていたのでしたね(笑)
私は常に最高の授業を、例え無料の面談でも最高の時間を提供しようと考えているので、居眠りやあくびをされたら、自分のパフォーマンスのせいだと思うのは常です。
お母様がおっしゃる通り、大学進学は難しい状態からのスタートでした。
しかし、本人が大学でやりたいことがある、しかも決まった大学ということなので、少しでもお力になればと職人魂に燃えて指導した1年でした。
私の専門ではない演技や英語についても、10年以上一緒に仕事をしているその道のプロの仲間が手伝ってくれて、何とか本人の成長に繋げることが出来ました。
いつも一人で指導している私としては総合型アベンジャーズみたいな感じで、ありがたいとともに、仲間の気持ちも本人に届いてくれればと思っていました。
結果的に合格し、春から夢の第一歩となりますが、私が請け負ったのは人間的な成長であり、合格はただの通過点でしかありません。ですからこれからに期待しています。
「教え子は自分の作品だ」と常日頃から話しております通り、これからも作品のメンテナンスとして、困った時はサポートさせて頂きます。
ご子息のこれからの人生が輝かしいものでありますよう、お祈り申し上げます。
