高校生の中間テストが終わり、結果が返ってきました。
高校1年生に関しては、入試が終わった後も休まず勉強させ続けてきたので結果が楽しみです。
何よりもまず「今から評定を稼いで、MARCHや日東駒専の指定校推薦をとる」というのが、当面の目標だからです。
数百人中一桁順位の生徒が数名いて、ご満悦の表情も見ましたが、かたや、落ち込んでいる生徒もいました。
厚木(プレ)や秦野の数学は難しかったですね。
中学校ではいつも80点以上だったのに、いきなり20点、30点だったら悲しくなるのはわかりますし、親もその点数をみたら「高校へ行ったとたんに勉強しなくなって」とか言いそうです。
しかしその前によく考えてほしいことがあります。
それは問題の難易度です。
高校は義務教育ではないので、入学した生徒を、入学前以上の学力レベルにして卒業させようとします。
当然、問題も「皆このレベルはできないと大学受験で全国には通用しないよ」という内容で作成することが多くなります。
結果的に「全員ができない」テストができあがるのです。
当然、小中学校のような100点をとれるようなテストはあまり作りません。
ある生徒が自習室で落ち込んでいたので、テスト結果表を見せてもらいました。
数学Ⅰも数学Aも30点台…
しかし、平均点を見ると、数学Ⅰは30点台前半、数学Aに至っては20点台前半です。
つまり、殆どの同級生は、20点とか30点とかだったはずです。
そこで、その生徒の学年偏差値を見てみると、IもAも50(=平均点)を超えているじゃないですか。
順位も当然真ん中より上です。
この生徒が合格した入試の点数や成績から考えると、入試時点よりも明らかに位置が上がっています。
このことから、中間テストまでに他の同級生よりも学力が向上したことがわかります。
ということで「落ち込む前にきちんと数字を把握しよう。勉強した結果が出たね」と伝えました。
ちなみにですが、その生徒が80点台前半だった英語の平均点は70点台後半です。
英語80点も数学30点も、その生徒の位置としてはほぼ同じです!!
保護者様方、点数だけで判断するのはやめてあげて下さいね。