いつもありがとうございます。塾長です。
緊急事態宣言中は、そろばんを完全休校にしています。
そして、学習塾部門も対面授業は全面休止です。
しかし、学校からの課題には、「一方的にやってください」など学習効果が期待できないものも多く、学習指導を必要とする生徒が多くいます。
そこで、集まれる講師の最少人数で、オンラインで個別指導をしています。
教室内は、通常時の人数の80%減で、ソーシャルディスタンスに気を付けながら各講師がブースに入って、必要以上の換気の中で行っています。
必然的に、1日あたりに提供できる授業の数には限りがあり、歯がゆいですが、感染防止が第一なので仕方ありません。
オンラインの個別指導は、対面の個別指導に比べて、準備が多く必要です。
1人1人に合わせた授業内容を、予め授業画面に映せるよう、データを取り込むためです。
また宿題も、一人ひとりに合わせて、授業後に準備するため、手間は通常の2倍以上かかります。
「個別指導 オンライン授業」 で検索してみると、その授業料が、対面での個別指導より高く設定されていることからも、オンラインでの個別指導が大変で、コストもかかることがわかります。
*オンライン授業でも、一斉に授業をしたり、録画した授業を放送するのは、オンライン個別指導ではありません。
あくまで、いつも隣にいる講師が、画面越しに生徒とコミュニケーションをとりながら、一人一人の学習の悩みを解決していくのが、当校のオンライン個別指導です。
3月からの臨時休校や、そろばんの全休校、春期講習中には、突如の”土日外出自粛による休校”などで、教室自体は経営的に大打撃を受けました。
そのような中、オンライン用の機材(パソコンやタブレット)に費用を投じてでも個別指導を続ける理由は何か。
それは、当校の不変のテーマ、”塾生一人ひとりに寄り添っていく” というぶれない軸を徹底するためです。
単にわからない問題を教えるだけなら、どこの塾でもできるでしょう。
しかし当校は、生徒とのコミュニケーションを通し、学習指導の中に、日々の生徒の悩みの解決や、心身とも健康的に生活するために寄り添い、その結果、学力向上や志望校合格に向かうという「人間を育てる中での学習指導」に重きをおいています。
今はオンラインなので、画面越しに講師と楽しく会話する塾生の笑顔を見たり、たまに宿題を取りに来る時に笑ってくれる顔を見たり、入学式の動画を見せてくれる保護者さん、除菌水を届けてくれる保護者さんなどとのコミュニケーションがあります。
当校に関わる人たちが、楽しく前向きに助け合って生きていけること、これが無ければ、早稲田アルパスとは言えません。
だから、高3生の受験計画コースの生徒とも、毎週個別オンラインで1時間ほど面談し、話をじっくり聞くようにしています。
とにかく個別にこだわるのは、一人ひとりに寄り添いたいからです。
経営的には苦しくても、頼ってくる人がいる限り、私はこの唯一無二のスタイルを貫く学習塾・予備校を続けていきたいと思います。