まだまだ入試は続いています。
入試本番に向け、不安な顔をした受験生たちを送り出しましたが、その時に話したこと、緊張について、受験生に向けて書きます。
なぜ緊張するのか
これは冷静に考えれば納得してくれるでしょう。
ずばり、キミが、「合格する可能性が高い実力を持っている、そのことがわかっているから」です。
なぜかって?
例えば、「今から1分間で、300ページの小説を読んで内容を答えなさい」とか、「1km先の駅まで、1分で行ってきなさい」というミッションを与えられて、キミは緊張しますか。
絶対にしないでしょう。
それは、「そのミッションが絶対に(たとえ天才・超人でも)できないとわかっているから」です。
それに対して、受験で緊張する人は、模試でA判定やB判定をとっている人が多く、だからこそ「落ちたらどうしよう。上手く答えが出てこなかったらどうしよう」と思っています。
これは、裏を返せば、実力を出しきれば受かるのに、それができなかった時を恐れているからです。
元からE判定で、絶対に無理なところに記念受験している人は、「ダメ元」「受かればラッキー」なので緊張することは少ないです。
つまり、今緊張している人は、勝てる能力は備わっているのです。
その能力があるから、逆に不安に思ったり緊張してしまうのですね。
ここで言えることは、「緊張してしまう人ほど、緊張する必要がない」ということです。
緊張は悪いこと?
では、そんな緊張することは悪いことでしょうか。
先ほど述べたように、緊張するのは「真面目に何とかしようと考えている。本気で何とかしたいと思っている」からですよね。
だとしたら、素晴らしいことです。
逆に入試当日に、へらへらして、スマホでゲームしてるような人がいたら、それは「余裕があるから」ではありません。
何らかの理由でそこに来なければならないからいるだけです。
だから、緊張している自分=戦闘態勢ばっちり、準備万端の自分だということです。
緊張はとても良いことです!
それでも緊張してしまう人へ
試験が始まったら、100点を目指そうとしないでください!
入試は満点じゃなくても合格できます!
周りにいるライバルより、1問多く正答があるだけで良いのです。