いつもありがとうございます。塾長です。
新学期が始まって2週間ほどたちますが、教室近隣地域は台風が直撃して、その後処理に追われています。
当校でも過去の経験から、台風や浸水については非常に敏感でして、事前に対策をしていたのですが、やはり多少の被害はありました。
さて、夏休みが終わって動きが大きいことは、小学生たちの入塾でしょうか。
個別で見ていると、一言で「算数が苦手、図形が苦手」と言っても、その内容は人によって全く違います。
しかし、ある程度共通して、鍛えたほうが良いと感じることがあります。
それは国語とか、算数とかに関係なく、「問題を読解する力」です。
実は高3生にAO入試の小論文指導などをしていても、行きつくところは同じで、「問題をきちんと理解していない故の失敗」が多いのです。
じゃあ解決法は何だよと高校生に聞かれたら、「自分で考えて答えを持ってこい」で終了。
あとは、持ってきた答えに応じて指導します。
そもそも、考えないで安易に正答を求めるから、身につかないのです。
考えて考えて間違えると、その件はとても身につくことが多いので、高校生はそれで伸びます。
高校生に一つだけヒントをあげるとしたら「設問は神。神に逆らうな。神の言うとおりにせよ」くらいですね(時々授業中に私が「神」と言っているのは設問のことです)。
しかし小学生を相手にそのような応対をしたら、塾も勉強も嫌いになってしまうので、講師たちはいくつかの方法をとります。
その一つが、問題(設問)を区切って、質問しながら、わかるところまでさかのぼることですかね。
小学生の場合、わからないことがあると、考えないで諦める子が多い(あれ、高校生と変わらない)ので、自分でも何がわからないから進まないのかわからず、結局解決しないということが多々あります。
ですから、わかる地点から、少しづつ積み上げていくように、その「型」を身につけ、自分一人でできるように仕向けるのです。
型という点では、そろばんや空手など、他の習い事と一緒ですね。