現在、大学入学者の約半数が推薦や総合型での入試合格者です。
その中で総合型選抜は、全入試合格者の13%程度(令和3年度)ですが、国公立大学も含めて、年々増加傾向にあります。
文部科学省のHPより 『入試別大学入学者の割合』
なぜ総合型選抜で入学者を決めることが増えているのか考えてみると、いくつかの現実が見えてきます。
例えば、学力がある(一般選抜で得点できる)からと言って、必ずしも大学で成長する、社会で役に立つ人間に育つとは限らないという現実が明白になってきたということがあげられます。
働いている方なら、自分の職場を見渡せばわかると思いますが、高学歴でも仕事ができない人は結構います。
角度を変えてみると、テストで点数がとれた結果学校の成績が良かった人は、何でもできるわけではなく、「テストで点数をとることが得意」だったということです。
もちろん、テストで点がとれて、仕事もできるという人はたくさんいます。
しかし、必ずしもそれがイコールではないということです。
大学でも同じで、与えられた内容を覚えてそれを再現することのみに特化した人が、必ずしも社会に貢献できる研究結果を出せるとは限らないわけです。
だから、それ以外の尺度で人物をみたほうが良いと判断し、入試の多様化が進んだと考えられます。
これは文部科学省の提唱する新しい学力観などでどのような人物を育てたいかを読むと理解できます。
社会人になり、仕事として様々な「未解決の問題」を解決しなければならない時に、高校までの勉強のように、「全て正解がわかっていることを再現できる力」だけでは、難しいです。
上述のことを鑑みると、総合型選抜を受験しなくても、私の総合型選抜対策講義は役に立ちます。
それは、殆どの学生が通る道、就職活動において役に立つからです。
これについては次の機会にまた。
講義案内
2022年 総合型選抜対策講義
第1回 5月7日(土)19:00~ Zoom開催
ご希望の方は、早稲田アルパス公式LINEから、または下記公式ホームページからお申し込み下さい。
総合型職人 鯛功
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