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2024年度 総合型選抜・公募制推薦選抜の指導を終えて

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2024年度 総合型選抜・公募制推薦選抜の指導を終えて

 

7月以降、連日オンラインで行っていた個別指導がひと段落しました。

今年度の“年内入試”を終えた感想をつれづれなるままに書いていこうと思います。

 

前年度からの変化

最も大きかったのは、年内入試の志願者が増えたことです。

各大学の入試結果はまだ出ておりませんが、受験生の会場での話、業界の話をまとめると、特に有名大学や人気学科では、倍率が上昇しているのではと推測します。

 

変化した理由

その理由として、併願できる総合型選抜が増えたからだと考えています。

その結果、一般選抜で旧帝大などの国公立や上位私大を本命にしている受験生が、年内に滑り止めとして総合型や公募推薦での併願をする。というムーブがおきています。

そしてこの流れは、来年以降さらに加速し、年内入試の受験者は増えると考えられます。

 

学力必須の総合型

元々、医・歯・薬・獣医系は、学力試験を課す学部(学科)が多いです。

また国公立大学では、共通テストの点数も合格判断に使用することが多々あります。

加えて近年では、上述以外の医療系学部でも、学力試験を課すところが増えました。

その傾向から、面接や志望理由書など、総合型選抜本来の総合的な人物判断材料の配点が低く、学力重視で合否を判定している学科が増えたような気がします。

 

これから総合型選抜を考えている方へ

本来、総合型選抜は、「学力も含めて」受験生を総合的に判断する入試です。

学力関係なく受かるというのは迷信でしかありません。

ただ、大学(学部・学科)により、その比重が違うことも確かで、場合により学力が低くても合格する例は多くあります。

 

しかし指導者からすると、特に国語力(日本語力とでも言いますか)が無い人は、指導しにくいです。

書類の作成や面接での回答など、設問や面接官の話を理解し、それに適する回答をするための訓練は必須と言えましょう。

 

今からできることは、論理国語をしっかりと勉強することと、誰と会話する時でも、相手に伝わるように考えて喋ることです。

 

これから受験を考えている方には、国語以外でも学校での勉強を疎かにしないことをお勧めします。

 

総合型選抜を受験する意義=大学で学ぶ意義

総合型選抜は、個人個人の入試なので、「〇〇大学合格必勝法」はありません。

あくまで、△△さんが〇〇大学の××学科を受験したいのであれば、このように攻める。という入試です。

ですから、まずは将来どのように生きていきたいか、どのように社会貢献したいかを考え、その上で、大学で4年間学ぶ意義を考えてみましょう。

それがきちんとできていれば、今回私が指導した約10人のように、学校の成績に関係なく、志望校(学科)に合格できると思います。

 

さて、まだまだ、一般選抜対策が残っていますので、もうひと踏ん張りしましょう!

私も一般の小論文対策を担当しているので、この後も走り続けます。

 

総合型職人 たいこう

 

 

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